リハビリが進まない|嚥下障害・脱水の不安と介護認定の現実

リハビリ病院に転院してから、父の状態は私たちが期待していた方向には進まなかった。食事量は落ち、リハビリもままならない日が続く。そして転院からわずか1週間後、介護認定の調査員が父のもとを訪れた。

食事量が落ちていく

転院してから父はぼーっとしたり眠ったりすることが多く、食事量も減っていきました。もちろん急性期病院でも食事にムラはありましたが、8割9割食べることも増えていました。リハビリ病院で看護師に食事のことを聞くと、食事量が少ないことが多くありました。ある朝、用事があり病院へ行くと父はベッドで寝ていましたが、声をかけると反応が見られました。「朝ごはん美味しかった?」と聞くと首を横に振った父(笑)。この病院に来て以前ほど意思疎通ができなかったけど、美味しくないとはっきり伝えられるんだと、笑ってしまいました。

言語聴覚士との話|急性期病院の時と違う父の姿

入院2日目、父の食事について理学療法士に聞けました。「量は、(ご飯2・おかず0)お昼は(2・2)噛むことができず、「飲み込んで」と言われてもやらないことがある。スプーンを持つが口元まで持っていけない。そのため言語聴覚士も入ることになった。」と言われました。今までの姿と違いすぎて驚いたので、その後言語聴覚士に「父は、急性期病院では食事を8割9割食べていました。退院の日もお粥に海苔の佃煮をまぜ完食しているし、母がプリンを差し入れした時は「美味しい」と喜んで食べていました。嚥下ができないと言われたことはありません。環境が変わってせん妄が強いのかもしれないし、味が好みではないのかもしれないので、父の好みのメニューが出た時にもう1度嚥下がどれくらいできるか見てほしい。」とお願いしました。

脱水の心配|喉が渇いたことが分からない、伝えられない高齢者

声をうまく出せない、自分の気持ちを伝えられない、食事量が落ちている。水分管理は大丈夫なのか?そう思い始めた私は、高齢者の脱水について調べてみた。
調べれば調べるほど不安になった。
高齢者は体内の水分量が少なく、喉の渇きを感じにくいため、気づかないうちに脱水症状になりやすい。脱水が進むと意識障害や腎機能の低下を引き起こすこともある。
そして、私の頭をよぎったのは友達の父のことだった。
ちょうど1ヶ月前、友達の父は同じリハビリ病院で、脱水による腎不全で亡くなっていた。他人事ではなかった。

転院1週間後、介護認定の調査員が来た

そんな状態が続く中、役所から介護認定の調査員がきた。父は、理学療法士の問いかけにも答えることができず、リハビリができない日もあります。また、食事が食べられないことで、言語聴覚士、作業療法士もつくことになったと言われました。そんな状態でしたが、手続きは待ってくれません。
そして結果は約1ヶ月後に来ました。父の介護認定の結果は、介護度5でした。リハビリ病院に来て1週間。父はそういう状態にあった。

父が要介護になり、初めて知ったサービス

父が要介護になったとき、私はわからないことだらけで、どこで何を調べればいいのか、全くわかりませんでした。
急性期病院で良くなるまでみてくれないの?転院して別の病院でリハビリを受けるの?そこには2ヶ月しかいられないの?一体どういう仕組みになっていて、私たちは何をすれば父にとって1番いい環境を準備できるのか、何も分かりませんでした。
後になって知ったのですが、こういう時に頼れるサービスがいくつもあります。もっと早く知っていればと強く思いました。今回はその中のひとつを紹介します。

今回紹介するサービスは、「まさに私たち家族のためのサービスだ」と思ったものです。母は地元に一人、子どもたちはみんな県外。離れていても介護のサポートができる、こんなサービスがあるんだと思いました。でも残念ながら、現在のサービス提供エリアは関東・関西が中心で、私の地元には対応していませんでした。もし対応していたら、このサービスで力になってもらえたことがあると思いました。

同じように離れた場所から介護をしている方で、対応エリアにお住まいの方にはぜひ知ってほしいサービスです。

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