リハビリ病院を転院したい|療養病棟の現実と家族が決断するまで

「トイレに行きたい」と父が母に伝えた。看護師に声をかけると、返ってきた言葉は「オムツにお願いしま〜す」だった。

転院してから、父への対応への不満が少しずつ積み重なっていきました。布団が濡れたまま、水分補給は面会時だけ、リハビリも思うように進まない。

父をこの病院に置いていていいのか。家族の中に、その問いがだんだん大きくなっていきました。

忙しい病院の実態|積み重なる不満

母は父が入院してから毎日面会に行っています。
面会時間が午後のため、毎日同じ時間のバスに乗り出かけます。病院に着くと、父は喉が渇いているようでお茶を2杯ほど飲むそうです。父が母に「トイレに行きたい」と言うことがあります。母が看護師に伝えると、「オムツしてるからオムツにお願いしま〜す」と言われたそうです。
この話を聞いたとき、驚きました。父は家に帰るためにここにいるのでは・・・。ずっとオムツで過ごすの?これで在宅に向かっているの?と不満に思いました。
「早く家に連れて帰らんと」と母は1日でも早く在宅介護を始めようと思っているようでした。

看護師長の答え|「これ以上は無理」と言われた日

母が、父の面会に行くたびに「ここの看護師は忙しくて言ってもやってくれない」と言っていました。
父は、上半身側が濡れた布団に寝かされていて母が面会時に気づいたことがありました。また、別の日は失禁で濡れた布団に寝かされていてその日も気づいたのは母でした。
病院では看護師は交代で働いているので、利用者の話が共通理解できていないのかもしれないと思い、看護師長に伝えるよう声をかけました。すると、看護師長からは「うちは4回決まった時間におむつ替えをしている。これは他の病院に比べて多い方で、これ以上増やすことはできない」と言われたようです。

この病院にいて父は回復するのか?

父は、まだ自分で話をすることができません。布団が濡れていても寒くても掛け布団がずれてもそのまま寝ています。水分補給も母が面会に行った時にしているようです。それなら面会に行けない日曜祝日は父は食事以外で水分をとることはできないの?食事をあまり食べれなかった時は、脱水は大丈夫なの?遠距離介護で、こういう心配を誰にも相談できないまま抱えている方、いませんか。
この病院に入院することへの不安や不信感が募っていきました。でも家に帰れる状態ではありません。
一体どうすればいいのか。そして私たち兄弟は、他にいい病院はないかと探し始めました。

転院を考える

母は、もうこの病院に長く入院させたくないようでした。家に連れて帰って一人で介護しようとしている。私たち兄弟は、父を転院させてしっかりリハビリをして在宅介護に向けて動こうと考え、転院について調べ始めました。

この頃、リハビリ病院には種類があることを初めて知りました。調べれば調べるほど、今の病院への不安が大きくなっていきました。次の記事では、回復期リハビリ病棟への転院を目指して動き始めた経緯と、それがうまくいかなかった現実について書いています。

病院への不信感を抱えながら、遠くから何もできない日々。もし父が関東圏にいたなら、介護保険外で柔軟にサポートしてくれるこういうサービスに頼れたかもしれないと今は思います。対応エリアは関東・関西中心ですが、遠距離介護で悩んでいる方はチェックしてみてください。

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