父がリハビリ病院に転院してから、なぜか急性期の病院にいた頃より状態が悪くなっているように感じていました。
寝たきり、トイレに連れて行ってもらえない、ミキサー食。違和感を覚えながらも、「お世話になっているから」と自分に言い聞かせていました。
でも後から知った病院の実態に、あの時の違和感は間違っていなかったと気づいたのです。
リハビリは少しずつ進んでいるが・・・
肺炎が落ち着いてから、父はリハビリも少しずつ進めているようでした。母から「今日お父さん、1歩歩けたよ」など、明るい報告が届くこともありました。
ただ、急性期の病院では「夜、眠れなくなるから」と、父は日中いつも車椅子に座らせてもらっていました。それなのにリハビリ病院に転院してからは、母が面会に行った時もベッドで横たわっていたり、眠っていることが多かったのです。
感じる違和感|リハビリ病院なのに、寝たきりが進んでいく
リハビリ病院なのに、急性期の病院より寝たきりになっている。急性期の病院ではポータブルトイレで排尿させてくれていたのに、この病院に来てから一度もトイレに連れて行ってもらっていない。
なんとなく不満や違和感を覚えながらも、看護師さんや理学療法士さんは親切でいい方が多かったので、「きっと大丈夫」と自分の不安を打ち消していました。
でも、毎日面会に行ってその様子を目の当たりにしている母の感情は、そうではなかったようです。
もう1つの違和感|ミキサー食と、とろみのついたお茶
父は急性期の病院で、普通食より柔らかい食事を食べていました。海苔の佃煮をお粥にのせてもらった時は大喜びで完食し、母が差し入れしたプリンも喜んで食べていました。お茶も普通のお茶を飲んでいました。
ところが、リハビリ病院に来てから父の食事はミキサー食になり、お茶にはとろみがついていました。
私が面会に行った時、「父は嚥下ができます」と急性期病院での様子を伝えましたが、返ってきた説明は「安全面のため、一番状態の悪い時に食事形態を合わせる」というものでした。せん妄がひどく「飲み込んで」という指示に従えない時があったのは事実です。病院や介護の実態を知らない私は、首を傾げながらも「そういうものなんだ」と納得しました。
※この頃の食事量の減少と要介護5の認定については、以前の記事に書いています。
もっとリハビリを増やしてほしい|家族としてお願いしたこと
私たち家族の目標は、父を家に連れて帰ることでした。それなのに、リハビリになかなか取り組めない。トイレも連れて行ってもらえない。お茶にとろみをつけられる。急性期の病院の時より状態が悪くなっていないか?と感じながら過ごしていました。
ある日、理学療法士さんに「リハビリを毎日やってほしい」とお願いしました。答えは、今は人が少なく、そもそも2単位できればいい方なのだ、というものでした。
そこで、「せめてベッドに寝たきりではなく、日中は車椅子に座らせてもらうことはできますか?」と聞くと、「それは大丈夫です」と言ってくれたので、お願いしました。その後、父は車椅子に座って過ごすことが多くなり、寝たきりではなくなったことに少し安心しました。
リハビリを増やせなくても、「離床」はお願いできる。同じ状況の方に、ぜひ覚えておいてほしいことです。
後から知った「食事形態と加算」の話
これはずっと後に知ったことですが、病院によっては、加算(診療報酬)の関係で食事形態を下げるところもあるそうです。普通食よりミキサー食の方が手間もお金もかかりますが、加算で得られる収入の方が大きい場合、あえて食事形態を下げる病院もあると聞きました。
父がいたリハビリ病院がそうだったのかは分かりません。ただ、転院してからの食事の進み具合にずっと違和感があった私は、この話を知って、あの時の疑問が少し腑に落ちました。
食事形態に違和感があったら、「どうすれば元の形態に戻せますか?」「見直しのタイミングはいつですか?」と聞いてみてください。同じような違和感を感じたことのある方、ぜひコメントで教えてください。


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